ポーターズペイントのメリット・デメリットをご紹介

こんにちは!BIKOUの広報担当Fです。
こちらは、ポーターズペイントを検討している方へ、ポーターズペイントのメリット、デメリットをご紹介します。検討材料として役立つと思いますので是非ご覧ください。
ポーターズペイントのメリット
洗練されたオリジナルなテクスチャー(質感)が豊富
まず、ポーターズペイントの一番の魅力は 唯一無二のテクスチャーにあります。
テクスチャーは約20種類もあります。
ポーターズペイントは ローラーや吹き付けを使わず、全て刷毛を使用し手作業で施工していきます。専門の職人が全ての工程を手作業で行うため、さまざまな質感をつくることができるんです。
つるっとした質感を出すためにローラーや吹付けを使用することもありますが、基本的には刷毛による手作業で施工しています。
豊富で深みのあるカラー
ポーターズペイントは、他の塗料と比べカラー展開も豊富です。
インテリアのために配合されたカラーは約300色。その他のオリジナルカラーは約700色もあります。
日本の塗料は 通常5〜8色の顔料を元に調色しているのですが、ポーターズペイントが使用している顔料はなんと16色!
また、1色のペイントを作るために複数の顔料を人の手、人の目で調色しています。例えば、青色のペイントを作成するレシピでは、茶系の顔料を隠し味として加えていたり、白色のペイントのレシピでは、黒、赤、黄系の顔料が隠し味として調色されています。
顔料の豊富さと丁寧な調色によって、深みのある色が生まれています。
塗料を購入してセルフペイントができる!
ポーターズペイントはセルフペイントが可能です。
セルフペイントのメリットとして、施工をご依頼いただくと、どうしても職人の人件費がかかってしまうためコストが上がってしまいますが、セルフペイントすることによって施工分のコストを抑えることができます。
また、ご自身、ご家族でペイントすることでコストが抑えられるだけでなく、家族で`家を作る ’ ことができ、『家に愛着が増した』と喜ばれるお客様も多いです。
家を建てる時、リフォームする時、欧米では クロス(壁紙)を使用せず、家族でペイントして模様替えをするのが一般的だそうです。
自分たちの手で作り上げた家。少しの失敗も`味 ’ となって、家族で作った思い出になる。
そんな温かい空間で暮らす…とても素敵なことだと思います😊
BIKOUでは塗料販売&ワークショップも開催
『職人がするような作業を、本当に自分でできるの?』と、心配されるお客様もおられますが、BIKOUでワークショップを開催しておりますのでご安心ください!
プロの職人が塗り方のコツをしっかりレクチャーします。
塗料のみをご購入いただくお客様には、必ずワークショップのご参加をお願いしております。ワークショップを通じて、ポーターズペイントの特徴を知っていただくこと、塗り方のポイントを知って、ポーターズペイントのよさを最大限に生かしてほしい!という思いからです。
塗料の購入をまだ検討されていない方も、興味があれば ぜひ一度体験に参加してみてください。
(講習料はお一人様 3,000円のみ それ以外の講習料金は必要ありません。)
一度講習を受けていただくと ご自身で技術を習得できるため、今後も自由にご自宅での塗り替えが可能になります。
VOCフリーで身体や環境に優しい!
また、セルフペイントを行うにあたって、ペンキ独特の嫌な匂いがしないか、などの疑問にもお答えします!
私も実際にペイントしたことがありますが匂いがほとんど気にならないレベルと言えます。
そして、身体と環境に配慮したVOCフリーです。
VOCとは常温で揮発する有機化合物のことで、建築施工時のペンキや接着剤に含まれており 吸い込むことで頭痛やめまい、疲労感、さらに発ガン作用の危険性が指摘されている 室内空気汚染物質です。
ポーターズペイントは、VOCフリーで それらを誘発する成分が入っていないことを意味しています。
さらに、厚生労働省から F☆☆☆☆(エフフォースター)に認定されています。これは、シックハウス症候群の原因と言われているホルムアルデヒドが発生する数値を評価したものです。
F☆☆☆以下では、建築基準法などで使用する量に制限がかけられていますが、ポーターズペイントは使用制限がないF☆☆☆☆を取得しています。
セルフペイント向けのペイントは、ホルムアルデヒド以外でも、人体に害のあると言われている水銀、鉛、トリエン、キシレン、ジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、デトラデカンも検査し、不検出という結果が出ています。
下地基盤や施工方法にもよりますが、不燃認定書を発行することができます。
不燃認定とは、ポーターズペイントが建築基準法の技術基準をクリアして、国土交通大臣から十分な防火性能を持っていると認められたことを意味しています。
不燃認定を受けられることのメリットについては、住宅物件では火災保険料の減額が受けられる場合などもありますので、興味のある方は調べてみてください。
そして、万が一の火災時にダイオキシンが出ないことも重要なポイントです。
火災で死亡する原因として、ビニールクロスなどの建築材料から出る致死量のダイオキシンを吸引してしまうため、とも言われています。
ポーターズペイントは天然素材を主としているため、製造過程から使用するまでも環境に配慮した製品なんです。
ペイントの作業時はもちろん、長い時間を過ごす大切な家だからこそ、家族の身体に優しいものを使いたいですよね😊
また、水性塗料のため、作業中に手や髪についてもお湯で落とせるのが 女性としてもうれしいところです。
(衣類や絨毯などに付着した場合は繊維に染み込んでしまい 落とせませんので要注意です。)
お手入れが簡単
ポーターズペイントは注文を受けてから1色1色を調色士が調合しており、全てが自然と調和するよう調色されています。
木製家具やグリーンはもちろん、無機質でインダストリアルな質感とも相性が抜群です。
壁、天井、家具、窓枠、建具などの屋内に加え、外壁、床、小物など屋外のエクステリアにも使用可能です。(屋外に使用できない塗料もあります)
水性塗料なのに屋外にも使用できる理由としては、塗装後 水分が蒸発して樹脂が結合してしまえば、水に溶け出すことがないからだそうです。
なので 少しの汚れは 水拭きなどのお手入れが可能です。
落ちない場合は、中性洗剤を薄めて 拭き取りすると大抵きれいになります。
もっと頑固な汚れは、メラミンスポンジで優しくこすって、乾いたタオルで拭き取りしてみてください。
このように お手入れも簡単です。
しぶとい汚れや、ちょっとした傷は、重ね塗りで修復することもできます。
しかし 日焼けして色褪せがあると 修復部が浮いてしまうので、広範囲に汚れがある場合は、その壁一面の塗り替えをおすすめしております。
屋外での使用時は 雨風にさらされると地中海やメキシコの家の外観のような くすんだ風合いになっていき、時間が経つほどに美しく変化します。
それを味と捉えると、施工直後から経年の変化まで長きにわたって楽しんでいただけるペイントです。
外壁に使用した場合のメーカー推奨の耐久年数は7〜8年と、一般的な外壁用塗料に比べると耐久年数は2〜3年短いです。
外壁を塗り替えする目的は、見た目の美しさを保つことではなく 外壁そのものの保護です。
外壁材に、塗装をして 保護するためのバリアを張っている という考え方です。
年月が経ち バリアの効果が薄れると、外壁材そのもの(=建物自体)にダメージを与えてしまい、ひび割れやひどくなると建物内への水漏れが起きてしまいます。
外壁は、塗り替えの耐久年数なども考慮して お考えいただくことをおすすめします。
ここまでたくさんポーターズペイントの魅力をお話ししてきましたが、デメリットとされるところをこれから解説していきます。
ポーターズペイントのデメリット
費用が高い
まずは、費用が高いこと。
これはポーターズペイントの塗料代、施工費の部分です。
塗料代に関しては、メリットの部分でもお話ししたように、人の手で一色ずつ手作りしていることや、厳選した材料をもとに作られるオリジナルのテクスチャー、環境・身体に優しい天然の成分から作られていることが大きいです。
人の目で、確かな技術で、品質管理をし、安全な製品をお届けしたいからこそ、どうしても高価になってしまいます😢
種類が多すぎて悩む
次に、テクスチャーや 色の種類が多くて悩む と言われることがあります。
これは、お部屋のどこに使用したいか、などお話しさせていただき、お客様と相談して決めていきます。
例えば Stone Paint Coarseの場合、光の当たり方によって陰影が出るテクスチャーとなっておりますので、光や照明が当たらないところに使用すると 凹凸が表現されずに質感を生かせない結果になってしまうことがあります。
壁に光が差す窓も照明もないよ…と言う方も、間接照明などを活用して陰影を出す方法もあります。
お部屋の窓の位置、採光の様子、照明の当たり方などから、最適なご提案をさせていただきます。
BIKOUでは、色の種類につきましては、店舗にあるカラーカードで候補のカラーをある程度まで絞っていただくと、サンプルカードを取り寄せして ご自宅の壁に当ててご検討いただくことも可能です。
リビングの壁一面からでも、お気軽にお問い合わせいただければと思います😊
経年変化による色褪せ
続いては、経年変化で色褪せが起こることです。
16色の顔料を使用しており 鮮やかで深みのあるカラーがポーターズペイントの魅力なのですが、鮮やかなカラーには有機顔料(合成)の割合が多く、日々の紫外線の影響を受け、年月をかけ徐々に退色してしまいます。
退色しやすいカラー、しにくいカラーがあります。
退色しやすいカラーは、外壁や、西日の当たりやすい壁などには あまりおすすめしていません。
同じ色味でも、顔料が違えば 退色しにくいカラーもありますので、ご相談ください。
質感が仇となる!?
オリジナルな質感を持つ Stone Paint Coarseについてひとつ。
前にもお話しした通り、左官仕上げのようなざらざらした質感が売りなのですが…
そのざらざらで、時に傷を作ってしまうことがあります😢
急いでいて 壁の横を通り過ぎる時、ざらざらが皮膚に擦れてすり傷に…
ニットの服が引っかかったり、鞄が擦れてすり傷に…😢
なので、Stone Paint Coarseを使用する壁は、動線を考えていただいた方がいいと思います!
廊下などの比較的狭い通路や、人通りの多いところでなく、テレビ側の壁面や天井など あまり人との距離が近くならないところに向いているのかなと…😢
そんなにせかせか暮らしていないわ。という方もおられるでしょうが、まだ元気いっぱい走り回りたい 小さなお子さまがおられるご家庭は少し心配になりました。
その場合、壁の上部〜中間までをStone Paint Coarseに、下部1mくらいにStone Paint Fine や Egg Shell を使用するなど工夫することで小さなお子さまへの危険を減らせて、質感も得られるのではないかなと思います😊
他には、先ほどもご紹介した、外壁の塗り直しは7~8年推奨(外壁専用の塗料に比べ寿命が短い)であること。
表面がツルツルしたものにはペイントできないこと。(専用下地を塗ることでペイントが可能となります。)
ポーターズペイントのカラーは、印刷では色を表現できないため、色見本やカタログがないこと。(ご来店いただければ実物のテクスチャーや 色見本カードはございます)
などが挙げられます。
いかがでしたか?
本日は ポーターズペイントのいいところ、悪いところをご紹介しました。
メリット・デメリットを知った上で、後悔のない空間づくりをしていただけるように ポーターズペイントを深く知るきっかけになってもらえたら嬉しいです。
皆さまの空間作りがより素敵なものになりますように😊
これからも情報をお届けします😊
株式会社美巧はポーターズペイントの岡山正規代理店です
ポーターズペイントは各都道府県に1店舗ずつ正規代理店があり、岡山県では弊社BIKOUが代理店となっております。
岡山でポーターズペイントの施工・塗料の購入を検討されている方はぜひ一度BIKOUのショールームへお越しください。
実物の色見本をはじめ、ポーターズペイント本物の質感をご覧いただけます。
また、ワークショップで実際にポーターズペイントをペイントしながらレクチャーを受けることが可能です。
みなさまのお越しをお待ちしております!